
新学期から建築を学ぶんだけどどんな道具が必要なのかな?
というわけで今回は
- 春から建築を学ぶ
- 春までに建築学科で使う道具を揃えておきたい
- 建築学科について知りたい
という方に向けて建築学科の授業で使う製図道具について説明していきたいと思います。
建築学科では多くの道具が必要なので今のうちにネットでそろえておくことが賢明ですよ!
建築学生に必須の道具<製図編>
製図板(平行定規)
上記の製図板が私が実際に使っている製図板になります。
製図板は図面を描くときには必ず使う道具ですので建築を学ぶ上で欠かせないツールです。スライドバーを上下に動かすことで平行なラインを簡単に引くことができます。
画像だとサイズ感が分からないですがかなり大きいです。だいたい学習机の広さと同じくらいあります。
三角定規・勾配定規
三角定規は垂直な線を引くのに重宝します。また30°,45°,60°などの簡単な角度を測ったり線を引くのにも使えます。
一方で勾配定規は自在に角度を設定して線を引ける定規のことです。35°や63°といった代表的でない角度の線を引きたいときにはよく使います。
消しゴム


消しゴムは誰でも持っていると思います。
ですが性能の低い消しゴムは紙に消し跡が残ったり、薄黒くなってしまうことがあるのでなるべくきれいに消える消しゴムを使うと良いですよ。
ちなみに私は不動のモノ消しゴム派です。
(4)ユニホルダー


ユニホルダーをご存じですか?
ユニホルダーはシャープペンシルと鉛筆の中間みたいなものでシャープペンシルよりもくっきりとしたラインを引くことができます。手描き図面は線のメリハリが命ですのでこれがないと美しい図面は書けません。
ただ、ユニホルダーは使っているとすぐに芯先が丸くなってしまいますので購入する際には芯削り機も一緒に買うのがおすすめですよ!
(5)三角スケール
この道具は建築を学んでいないと聞きなれないかもしれません。上の写真にある細長い三角形ものです。
それぞれの面に1/100、1/200、1/500といった縮尺でメモリが記載されていて、自分の図面の縮尺に合わせて使用面を選んで寸法を測ったり、寸法を読み取ったりします。
建築学生に必要な道具<あれば便利>
(1)テンプレート
建築学科では図面を描く機会がたくさんあるのですが、これがあると製図するスピードが圧倒的に早くなります。
特に家具や樹木を描いたりするときや細かいものを描くときによく使います。
三角形がたくさん入っているものや円ばかりのものなどたくさんの種類のテンプレートがありますので、自分に合ったテンプレートを見つけましょう。
(2)字消し板
まだ建築を学んだことが無い方には馴染みないかもしれませんが、字消し板はこれを押し当てて消しゴムを使うことで鉛筆のラインを綺麗に消すことができます。
建築学生に限らず、ある場所を消そうとして周りも一緒に消えてしまったという経験が一度はあるのではないでしょうか?
これを使えば線を消すときに「他の場所まで消しちゃった( ゚Д゚)」ということが無くなりますよ!!
(3)コンパス
コンパスは皆さん小学校の頃から使っていると思いますが、建築学科の講義や製図の際にも使用します。
円形のものを描くときなどには特に必要です。
製図ではくっきりとしたラインが重要なためシャープペンシル式のしっかりした作りのコンパスを選ぶことをおすすめします。
(4)製図用ブラシ
製図用ブラシは紙の上に付いてしまった消しゴムの消しカスや粉を掃くために使います。
手で掃くと紙面が汚れてしまったり紙が真っ黒になってしまうので紙をきれいに保つためには必須です。
(5)自在定規


自在定規は円よりも複雑な曲線を描くときに使います。自在定規はぐにゃぐにゃ曲がるので自分が描きたい線に合わせて線を引けます。ただ使う機会はあまりないため優先度は低めです。
というわけで今回は建築を学ぶ際に必要な道具5選<製図編>をご紹介してきました。
以上をそろえておけば大学で製図するときに困ることは無いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
これだけあれば大丈夫な製図道具5選
- 製図板
- 三角定規、勾配定規
- 消しゴム
- ユニホルダー
- 三角スケール

